第9地区
以前にも見た映画なのだが、再度見直した。
内容は地球に難民としてやってきたエイリアンvsコントロールした地球人をドキュメンタリー仕立てで作った作品。
エイリアンがやってくる場所として選んだのは何と南アフリカ共和国。
映画のタイトルとなっている9地区というのはエイリアンを隔離するために作られた場所だ。彼らエイリアンは
MNUと呼ばれる超国家機関により管理されている。彼らが住み始めてから28年たった頃、管理局側は新たな定住地域
10区を作り始める。
9区からの立ち退きの仕事を与えられたのは、ヴィカスという男だった。彼は紳士的に立ち退きを要求する。
抵抗しないエイリアンには無駄に発砲することもしない。ビデオカメラに向かい自分の仕事を説明しながら彼はエイリアンに
立ち退きサインを求めていく。ある家を物色中にヴィカスはあやまってなぞの液体を自分にふきかけてしまう。
なぞの液体を浴びた彼の体にはある変化が生まれてきた。彼を研究材料として利用したいMNU側は彼を任務からおろし、
彼の妻にはうそをつく。研究材料となりたくない彼は施設から逃げ出す。そこから彼の生活は、エイリアンを管理する側から
終われる身へと転落するのだ。
アクションあり、ヒューマニズムありの映画。
エイリアンがどうしても気持ち悪く映像が見れない人もいるかもしれないですが、管理する側だったヴィスカスが終われる身となり
かっては同僚だった人から銃を向けられるさま、完全なエイリアンとなっていない彼を助けるエイリアンがえがかれており、
舞台が舞台なだけにアパルトヘイトやアフリカを食い物とする西洋的な、白人主義的なものとどうしてもたぶらせずにいられない
社会派な一面をもったよい作品でした。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2011/04/21
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